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1人目の育児中に毎日妻から「死ねばいい」と思われていた夫が、2人目の育児で産後クライシスを回避できたわけ

産後クライシス:子育て中の夫婦
目次

はじめに

筆者は1人目の出産直後は妻から毎日「死ねばいいのに」と思われるレベルの産後クライシス寸前までいったものの、2人目はスムーズに育児中のパパです。
絶望的な状況から2人目の育児をある程度スムーズに行えて、夫婦関係も良好な状態をキープするために意識していること、行っていることを紹介していきます。


※間違ったことをお伝えするつもりはございませんが、あくまで筆者の体験談がベースになっている記事になります。
そのため、参考になりそうな部分はピックするくらいの気持ちで見ていただければ幸いです。

産後クライシスについての詳しい記事はこちら

スペック紹介

まずは簡単に筆者夫妻のスペックを。

夫:自営業でWeb関連の仕事をしており、基本的には在宅で勤務。ただし自営のため会社で定められるような育児休業は取得ができない。

妻:会社員として働いており、1人目の出産直前から産休・育休を取得中。

出産前準備

出産前の段階から1人目と2人目では、意識が違います。
1人目と2人目の時のそれぞれ準備をしていたことを以下の表にまとめてみました。

1人目2人目
産後の分担あいまいがっつり
産後のタイムスケジュールあいまいがっつり
夫の仕事特に変化なし事前に2カ月は働けないことを事前周知
親を頼る計画里帰りでなあなあにしようとあまり計画は立てておらず夫婦の自宅まで親に手伝いに来てもらいしっかりと手伝ってもらう計画を立てる
産後グッズの準備雑誌などを見て必要そうなものを手探りで購入1人目のを使ったり、必要なものを計画的に購入
出産方式普通分娩無痛分娩

【ここがポイント】

  • 出産後の家事はとにかく多いうえに時間が思ったよりもかかります。
    (洗濯、ミルクづくりetc…)そこにどれだけ時間を割いて誰がやるのかを事前に把握するのが大事です。
  • 例えば授乳は「3時間おきに」という情報は先走りしていますが、授乳が終わってから次の授乳までのラグタイムは実際にそれ以下の時間になります。

例)ミルクを作る → ミルクを冷ます → 母乳をあげる(10分 * 2)→ ミルクをあげる → ゲップをさせる → (吐いちゃったら掃除、お着換え) → おむつを替える で大体1時間かかることを考えると

ラグタイムは2hしかありません!

  • 育児は半端なく疲れる体力勝負、十分な睡眠を確保できないことがわかっていたためシフト制にしたり、仕事を減らしたり、睡眠のタイムコントロールを徹底しました。
    特に深夜の時間帯を夫婦でどのように分担をするかは決めておくとメンタル面で夫婦共に安定につながりました。
  • ここは近くに対応している病院の有無や経済面と相談になりますが、無痛分娩にしたことで出産直後の妻の負担が大幅に減少しました。また、出産日が前もってわかるので出産後の計画が立てやすいのもメリットです。

1人目の時にミスしたこと

  • 1人目は最初1カ月は妻側の実家に里帰りで育児をしていました。そのため筆者が子育ての自覚が生まれるまでに時間がかかりました。それで夫婦の間にギャップが生まれてしまいました。
    (僕は週末に行くだけだから、妻の「2日/ 7日間(1週間)」しか苦労を知らない状態です)
  • 筆者が「まぁテレワークだし子育てしながら仕事できるでしょ」と軽く考えていました。大間違いでした。フルで仕事をしながらだと妻ばかりに負担が行ってしまい、そこでもギャップが生まれます。
  • こんなに子育てが過酷だとは知りませんでした。出産前の覚悟がとにかく足りませんでした。

出産後の育児

出産後の意識や行動の違いも表にまとめてみました。

1人目2人目
夫婦の子育てスキル夫婦ともに皆無夫婦ともにある程度蓄積されている
夫の子育ての大変さの理解皆無嫌というほどわかっている
夫の子育てへの心がまえなめてたがっつり警戒体制
妻の頼れる人いない
沐浴に使うソープボディソープ沐浴材
ミルクを冷ます時流水で都度冷やす純水で時短
妻のホルモンバランスの変化夫婦ともに知らない夫婦ともに知っている
子供が夜泣きした時夫:全く起きれない夫:なんか起きるようになった
寝る時間子供が泣き止んだらよきタイミングで…
みたいにあいまい
シフトを組んだ上で柔軟に
家事の割り振り、時間割あいまいなるべく時間通りにやる
子供のお風呂タイミング妻:がっつり守る
夫:まぁこの時間でやればいいやくらいの認識
夫婦ともに:がっつり守る
夫婦の親の支援の頼み方なんとなくお願いをするしっかりお願いすることを決める
夫の仕事普通にフルで仕事基本的にしないようにしている
夫のプライオリティ仕事して生活費を稼ぐ育児・妻
夫の育児参加頻度最初は里帰りだったので週末オンリー最初から毎日

【ここがポイント】

とにかく筆者の心構えを変えました
ex)毎日生まれた時から一緒に育児、1つ1つの育児アクションの理由を把握。育児への参加頻度の増加。
→ 当事者意識を夫も自分から持つのが大事です!

育児ノウハウが夫婦共にたまりました。
ex)ミルク、沐浴、お洗濯、泣き止まし方
→ ここはやっていくしかないが、夫側が育児のやり方を「妻から教わればいいや」の考えだと破綻するから、前もって夫もパパのための育児教室など自治体で行っているので参加することで知識をためていくことは助けになると思います。

母の体・心の変化を知りました = 雰囲気が悪くなっても気にしなくなりました
→ 「そういうものなんだ」ということを前もって知っておくと気が楽になりました。
一番NGなのは八つ当たりはしないこと!

妻が男女の育児に対する脳の違いを理解してくれました。
ex)子供が泣いたときの反応
→ 可能であれば妻側も男女の脳の違いを理解するとすれ違いを減らせる可能性があります。

妻に頼れる人ができました。(夫)
孤独感を感じるのが育児中の妻にとって一番辛いらしいです。
→ 例えば「おっぱいは俺はあげられないから」とかの態度をとるのではなく、「ミルクの間寝てな」とか「ゲップは俺がさせるから寝てな」など、夫側もできる限りのことをすることが重要です。極論、おっぱい以外はパパでも全部できることです!

家事の効率化を徹底しました。
ex)ミルク、沐浴
→ 時短できるところはできるように、情報のアンテナを貼っていきましょう。今後こちらでも時短術を紹介しますね!

プライオリティを妻と一致させる
→ これは家庭によってプライオリティは違うと思いますが、夫婦で意識の統一を図ることが大事です。

育児中は仕事に本腰で取り組めないことを関係各所に伝えました。
→ 会社勤めの方は育児休業の仕組み、個人で働いているような方は働き方の調整をして育児を最優先におきましょう。

結果!

1人目2人目
毎日妻に「死ねばいいのに」と思われる愛情は(まだ)残っているらしい

筆者は育児の専門家ではありませんが、徹底した準備と産後の妻への心がまえでなんとか産後クライシスを回避できています。

【まとめ】

1人目の時も筆者は「なるべく」育児をしているつもりだったが、それは妻から見れば本当に「つもり」レベルでした。2人目の時はノウハウがたまったうえで、育児を「しまくる」妻をサポート「しまくる」という意識が大事だと気づき、行動を変化させることを心掛けています。

夫は妻から見て「頼れる人」になりましょう!育児中のママは孤独感を感じるのがとにかく辛いです。「なんで私はこんなに頑張ってるのに・・・」という意識になると妻はどんどん孤独感を感じて、愛情が覚めていきます。夫はそんな姿を見て「なんでこんなに冷たいんだろう、、」となってお互い負のループにはまってしまいます。

頼れる人になるにはスキルと心構えの両方が必要。スキルは後からついてくるものですが事前情報を仕入れたり、シミュレーションしたりすることは事前にできます。

妻の心・体の変化は仕方ないから受け入れましょう。
そのうえで妻からマイナス評価にならないように、日々プラスになるように行動を心掛けましょう。
ex)育児・家事を率先とか、体力の残り具合で割り振りをはみ出て家事するとか

生まれた後の時間配分、生活、消耗具合を事前にシミュレーションしておき、計画的に生後の1~2カ月を過ごすことでメンタル・体力の消耗を減らすことができます。

産後クライシスの乗り越え方は夫婦の数だけあり、本記事に記載したことはあくまで一例です。
もし参考になる部分が読者の皆様の中であれば幸いです。

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