産後、夫婦間のすれ違いは、多くの夫婦にとって深刻な問題となることがあります。
特に、産後の奥さんのホルモンバランス変化は夫婦関係に大きな影響を与えることがあり、この影響から産後クライシスに陥ってしまう可能性も....
このような状況において、夫が的確な対応をすることで夫婦仲を改善しながら幸福な家庭を築くことができます。
しかし、多くの場合夫は女性の心理や身体的変化について理解しておらず、夫婦仲を悪化させる原因となることがあります。そこで、産前に夫を教育することが重要です。
本記事では、産後の夫婦のすれ違いを解消し、夫婦仲を改善するための夫の教育について探っていきます。
産後の夫婦のすれ違いの原因
産後の妻のホルモンバランスの変化は、夫婦間のすれ違いを引き起こす一因となります。
出産後、女性の体内ではエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンのレベルが急激に変化し、これが感情の起伏やストレスへの反応に影響を与えます。そのため、妻は産後に不安やイライラ、抑うつなどの感情を経験することがあります。このような状況下で、夫が十分な理解とサポートを示さなければ、夫婦間の摩擦やすれ違いが生じる可能性が高まります。
こちらは女性の愛情の変化を表した曲線になります。
夫の出産前後の対応によって、その後の妻の愛情、そして夫婦の関係が回復するのか、そのまま低迷するかが分かれます。
このため、重要な時期に夫の献身的なサポートを得られるかがポイントになってきます。
しかし、多くの夫が産後の妻の感情や状況を理解していないことが多く、女性の身体的、精神的な変化やニーズが理解できずに、それが奥さんの不安やストレスを増大させる原因となることがあります。
このような状況下で、夫婦間のコミュニケーション不足や感情のすれ違いが生じ、夫婦仲が悪化してしまうことがあります。
できる夫の育て方
こうした状況を改善し、夫婦仲を良好に保つためには、夫の教育が重要です。
日本の性教育では、男性は女性の身体についての理解が十分ではありません。
そのため、女性が辛いときに何をして欲しいのかわからないため、夫の行動がさらにイライラの原因になります。
そういった男性には女性側から、女性がどういう生き物なのかを教育しなければ、一生夫にイライラし続けることになります。
しかし、厄介なことに男性とはプライドが高い生き物です。
多くの男性は、自己主張やリーダーシップを重視し、弱さや感情を露わにすることを避ける傾向があります。そのため、自分の感情や考えをオープンに表現することに抵抗を感じることがあります。
さらに、男性は解決策を見つけることに焦点を当てる傾向があり、感情や共感よりも問題解決に注力することがあります。
このような男性の特性を踏まえた上での教育方法をこちらで紹介していきます。
オープンなコミュニケーション
男性は女性の身体について全く知識がないと考えて、一から伝える必要があります。まずは自分自身のことをしっかり伝えなければなりません。そして一番重要なのは、生理について教えることです。
女性でも生理は人それぞれですよね。そのため男性がネットで調べようにもあなたに適した回答は得られづらいものです。
本人から直接、どのくらいのペースなのか。なぜ辛いのか。辛さはどのくらいか。その時にして欲しいこと。などなど、日頃の気持ちをぶつけてみましょう。
自分の生理について気軽に話せる間柄になっておくことで、生理中はもちろんのこと、産後にも旦那が妻への気遣いができるようになります。
しかし、生理について話すことに気が引ける方もいらっしゃると思います。
ですが、生理について理解してもらえれば妊娠のタイミングについての相談や、辛い時に相談できるかなど、様々な場面で夫が敵から味方になってくれるのです。
男性への生理の伝え方
しかし男性はプライドの高い生き物。
感情的な伝え方では理解してもらえないことが多いです。
その中で男性への伝え方として効果的なことは、理論を立てるということです。
え、理論立てるって難しくない?
そう思った方、、、大丈夫です!
実はすごく簡単な方法で、男性を納得させることができます。
ただ、これをやる場合は、ある程度一緒にいる期間が長い方の方が効果があります。
例えば同棲していたり、結婚していたりなど、近くにいればいるほど理解してもらいやすくなります。
その方法とは、「喧嘩の理由にする」です。
一緒にいるとたまに喧嘩することもありますよね。
お互いの意見の食い違いや相手の感情がわからなかったりなど、原因は様々です。女性がイライラする時って生理のタイミングがどうしても多くなります。
日頃は耐えられていることが耐えられなくなり、喧嘩に発展してしまいます。しかし、喧嘩した後が重要です!
喧嘩した次の日でも、一週間後でも、「今気がついたんだけど、あの時生理だったからイライラして当たっちゃってごめんなさい」
そう伝えることで、男性側に納得してもらいやすくなります。
そして、生理がどういうものなのかを体験として理解し、それをきっかけに自分の生理について深く話してみてください。
体験として感じているため男性はよりしっかりとした理解ができるようになります。
そして重要なのは、何度も伝えることです。
男性の脳は都合よくできているので、1ヶ月後にそのことを忘れます。
そんな時にまた喧嘩をしても、生理だからとはなってくれません。
そのため、何度も話す必要があります。女性は毎月10年以上付き合ってきた生理でも、男性に一度聞いただけではどうしても意識できなく忘れてしまいます。
そのため、根気強く伝えることが重要です。
また、前もって生理のタイミングを教えることもポイントです。
イライラのタイミングをしっかり共有し、夫には妻を助け、生理は一緒に乗り越えていくものという意識を持たせることが、夫婦円満の秘訣になり、産後の夫が気を遣ってくれるできる夫へと変わっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
夫に対して、体験として認識することで生理を理解させることで、産後のイライラに対しても夫は寛容になってくれる可能性があります。自分の状態を細かく伝える癖をつけることで、よりスムーズなコミュニケーションを行えます。
そしてお互いにお互いを思いやる関係が作れるはずです。
ぜひみなさんも勇気を持って話してみてくださいね!
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