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お父さんよ、家のプロジェクトマネージャー(PM)になれ! – 産後の家事や育児の分担・時間管理の方法 –

パパがプロジェクトマネージャー:産後クライシス

産後の育児は時間との戦いです。何も準備をせずに迎えてしまうと、お母さんは産後でダメージを負った体に睡眠不足がのしかかり、非常に負担が大きくなります。

こういう「育児ライフを満喫しよう!」みたいな感じでキラキラした画像をネットサーフィンをしていたり雑誌でよく目にしますが、実態はこんなキラキラ着飾っている余裕なんてありません!服装はスウェットがデフォルト、髪はぼさぼさ、目の下にはクマができているような限界状態が続きます。

そんな体力的にも精神的にもぎりぎりの状態の中で、円満な産後ライフを送るには夫も協力をして日々の家事を分担することが不可欠です。

今回の記事では男性目線で、どのように産後の家事に臨んでいくかの一例をご紹介します。

目次

お父さんよ、家のプロジェクトマネージャー(PM)になれ!

筆者は二児の父で、2回の産後育児、産後家事を経験しています。その中で夫の一番の役割は妻の工数マネジメントだと結論付けました。

どういうことかというと、妻がどのくらい育児や家事に時間を費やして、休める時間はどのくらいなのか。休める時間が不十分であれば休む時間を抽出するように家事や育児の分担を調整して長期的に育児に臨めるようにする。そこのコントロールが一番の役割だと考えています。

一般的なお仕事でプロジェクトマネージャー(PM)の役割としては以下のようなものが挙げられます。

  • ・プロジェクトメンバーのアサイン
  • ・タスクの洗い出し
  • ・タスクの割り振り
  • ・各タスクに対する工数管理
  • ・予算管理

これを産後の家事や育児に当てはめてみるとこのようになります。

一般的なお仕事でのPMの役割産後の家事や育児での夫の役割
プロジェクトメンバーのアサイン産後誰に手伝ってもらうのかを決める。
タスクの洗い出しやるべき家事がどのくらいあるのかを把握する
タスクの割り振り洗い出したタスクを妻or夫どちらがやるのかを決めておく
各タスクに対する工数管理各家事でやることにどのくらいの時間・体力を使うのかを把握する
予算管理赤ちゃんグッズの準備や日々の消耗品(おむつ、ミルク等)の買い出しにどのくらいお金がかかるのか把握

こう比べてみるとPMの役割と、夫がやるべきことはかなり似ていることがわかりますね。

お父さんがお家のPMになることで、産後クライシスを回避して少しまともな産後ライフを送ることが可能になるはずです!
では具体的な手法を見ていきましょう。

まずはタスクを洗い出そう

まずは赤ちゃんが生まれる前。産前にやっておくべきことをリストアップしておきましょう。
・必要な赤ちゃんグッズの買い出し
・お母さんの入院準備
・産後はできなくなるようなこと
・生まれてくる赤ちゃんの名前
・入院前の最後のディナーで食べたいもの
・仕事でお休みに入る前にやっておくこと
などなど…

どんなに細かいことでもリストアップしておきましょう。

実際に筆者が2人目の出産前に書いていたリストの内容はこのような感じでした。

家事・育児のリストアップ:産後クライシス回避方法

POINT
これをやる理由・ポイントとしては、産後にスタートダッシュを切れるようになるべく手ぶらな状態にしておいて少しでも負担を減らすことです。

続いて産後に定期的に行う家事、不定期に発生する家事をすべて洗い出します。
・日々の洗濯、お掃除
・ごはんの用意
・ミルク、母乳を挙げる時間
・ゴミ出しをするタイミング
・日々の買い出し
などなど…

こちらも先ほど同様、どんなに細かいことでもリストアップしておきましょう。

筆者が2人目の出産前に書いていたリストの内容はこのような感じでした。

家事・育児のリストアップ:産後クライシス回避方法

POINT
ポイントは繰り返しになりますが、どんなに細かいことでも洗い出すことです。
塵積で時間を奪われるのが家事なので、その内容をすべて網羅、把握して時間をどのようにコントロールするかを事前に把握しておくことが重要です。

洗い出したタスクをスケジュールと割り振りに落とし込もう

タスクの洗い出しが完了したら、次はそのタスクを誰がどのようなスケジュールでこなしていくかを整理しましょう。
1日(24時間)の中でどれだけその家事に時間を費やし、それだけ妻や夫が寝る時間を確保できるのかを可視化できるようにしておいて、もし十分な睡眠時間が確保できなそうなら割り振りや家事を行う時間を調整しましょう。

当然、赤ちゃんがミルクを飲む時間や泣いてあやす時間は不確定事項でスケジュールに落とし込むことは難しいですが、ミルクに関しては「まずは3時間おきに飲む」という想定でスケジュールを組んでみましょう。
まずは見えているタスクだけでもスケジューリングすることが重要です。

筆者はこのような形で整理していました。

家事・育児のリストアップ:産後クライシス回避方法

POINT
これをやる目的は産後にどの時間にどのタスクをこなすことで、どれだけ休む時間を確保することができるのかを事前に想定をしておくことです。
そのためには分担を決めておき、どちらかが過剰に働きすぎないように調整をしましょう。

その中でも、絶対に時間を守らなきゃいけないこと、なあなあでいいところは上手く切り分けて日々の家事をコントロールしていきましょう。
ex)赤ちゃんのお風呂の時間は絶対に守る、親の食事の時間はなあなあで

もちろん赤ちゃんが生まれてその子の生活リズムだったり、実際に回してみてスケジュール通りにいかないことは多々あります。
その時は、実際に産後の家事育児をしていく中で、調整をできる箇所をチューニングしたり、役割を変えたりして、臨機応変に対応をしていきましょう。

重要なのはスケジュール通りに家事をこなすことではなく、日々の家事の内容とかかる時間を把握し、1日のタスクをマネジメントすることによって、妻や夫自身の健康面・メンタル面を少しでも安定させることです!

終わりに

産後クライシスの要因は多々ありますが、その中でも産後に妻が睡眠不足により健康面やメンタル面が不安定になってしまうことは大きいです。
それを回避するためにも、夫はお家のPMになって妻の日々の家事や育児の工数をマネジメントして、少しでも夫婦の負担が減るようにやりくりしてみましょう!

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